
学校のすぐ近くの家で葬儀があった。何日も続いた。
少なくとも丸四日間は続いたのではないか。今日もやっている・・・、と思う毎日だった。
噂では、米国に行っている息子が帰ってくるまで続いているとのことだった。
始まりは、ある日いきなり家の前にテントが張られて頭に白いハチマキをしたり、白装束に身を包んだ人たちが集まってきて、食べたり飲んだりしているのであった。入れ替わり立ち替わり人が出入りしている感じだった。
その間、何度か楽団がきて演奏をするのである。楽団と言っても数人の規模だが、打楽器をバーン、ジャーンと派手に鳴らす。昼ならまだしも、最後は朝5時半頃にバーンと大きな太鼓の音で叩き起こされた。
何事か?と宿舎から外を見ると、楽団が来ていて、通路の両側に人々が立っていた。人々が慌ただしく出入りしているので、いよいよ出棺かと宿舎の窓から下を眺めていると、4人の僧侶を先頭に、その後を家族が続き、その後を6人の水兵(?)らしい制服の連中が棺を担いで出て来た。
やがて楽団の演奏の中を行列はテントから離れてゆっくりと進んで行った。ふと浮かんだ言葉は「さすがベトナムの葬式!長かった!」しかない。


0 コメント:
コメントを投稿